
日本人が初めて英語を話したのは誰なのか──。
この素朴な疑問には、実は明確な答えがあります。
結論から言うと、日本人で初めて英語を流暢に話したと記録に残る人物は「ジョン万次郎(中浜万次郎)」で、江戸時代です。
しかし、英語との接触はもっと古く、江戸時代初期まで遡ります。
本記事では、
「日本人と英語の最初の出会い」「なぜ万次郎が最初の英語話者と言えるのか」
を、歴史的にわかりやすく整理して、あっさりと解説します。
目次
日本人で初めて英語を話したのは“ジョン万次郎”
あまりにも有名な方なのでここでは詳細を省きますが、簡単に。
1827年(徳川家斉の時代)に現在の高知県土佐清水市の貧しい家で生まれ、文字の読み書きもできないまま漁師をしていました。
14歳の時、漁の最中に遭難してしまい、たまたまアメリカの捕鯨船に救助されましたが、鎖国中の日本には戻ることができず・・・
そのままアメリカに渡り、学校に通い、英語を習得した人物です。
- 幕末の人物・中浜万次郎(ジョン万次郎)
- アメリカで教育を受け、英語を流暢に話した最初の日本人
- ペリー来航時の通訳として候補に挙がる(→結局してない)
なぜ「ジョン万次郎」が最初と言えるのか?
記録が残っている唯一の人物
- 英語で生活していた証拠が多数
- 英語の教科書を編纂
- 幕府の公式通訳として活動
それ以前の日本人は“英語を聞いた可能性”はあるが記録がない
- ウィリアム・アダムス(1600年)との接触
- フェートン号事件(1808年)で英語学習が始まる
- しかし「会話した」証拠は残っていない
ジョン万次郎の英語習得の理由
14歳で遭難し、アメリカ船に救助される
- 捕鯨船ジョン・ハウランド号に拾われる
- そのままアメリカへ渡る
アメリカで学校教育を受ける
- 英語・数学・航海術を学ぶ
- 完全に英語環境で生活
- 英語を自然習得
日本人と英語の“最初期の接触”
1600年|ウィリアム・アダムス(日本名:三浦按針)の来日
- 日本人が英語を耳にした可能性
- しかし会話記録はなし
※目的地は東南アジアだったが病気などで船員を多く失い、日本の(今の)大分県に漂着。
日本人には英語は通じなかったが、オランダ語で意思疎通ができた。
1808年|フェートン号事件で英語学習が始まる
- オランダ通詞が英語を学習
- 辞書編纂などの記録はある
- しかし会話した証拠は不明
まとめ|“英語を話した日本人の歴史”は万次郎から始まった
- 記録が残る最初の英語話者はジョン万次郎
- 彼の帰国が日本の英語教育のスタート地点
- 幕末〜明治の英語普及に大きく貢献
日本人が英語を話し始めた歴史を振り返ると、そのスタート地点には必ずジョン万次郎の存在があります。
彼がアメリカで学び、英語を持ち帰ったことが、幕末〜明治の語学教育の大きな転換点となりました。
英語との出会いは偶然でしたが、 その後の日本の近代化に大きな影響を与えたことは間違いありません。